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レポート:いなべ市立笠間小学校の「ブックトーク」 前編

 笠間小学校は旧校舎が老朽化したため改築され、2018年春から新しい校舎での学校生活が始まっています。新しい図書館は、校舎の中心となる2層吹き抜けの「だんだんホール」と連動して使うようにも考えられており、子どもたちの交流の場にもなっています。

 三重県の最北端に位置するいなべ市は「いなべ市子ども読書活動推進計画」に基づいて、小中学校での「朝読書」「親子読書週間」や、読書ボランティアや教師による「読み聞かせ」「ブックトーク」などの実施を推進しています。
 2019年1月中旬のある日、笠間小学校で「ブックトーク」が行なわれるとのことで、その様子を見させていただきました。ブックトークを行なうのは、いなべ市教育委員会 学校図書館コーディネーターの畑中初子先生です。


子どもたちが来る前に準備をします

 授業は3限目ですがその前の休み時間に、教室の真中を広く開けて、周りを囲むように机を並べ替え、その机の上に事前に準備しておいた本を表紙が見えるように並べます。


 時間になると、子どもたちが教室に入ってきて、机と本に囲まれた教室の床に座っていきます。先生に言われなくても、列を揃えてしっかりと並んで座っていく様子からも、「ブックトーク」に慣れ親しんでいるのが感じられます。今日は3年生の約30名が参加です。


ブックトークの始まりです。

 今日のテーマは「昔のくらし」です。本題に入る前に「皆さんはお手玉で遊んだことはありますか?」と問いかけてから、実際にお手玉をするところを見せたり、「福笑い」を黒板に貼って見せたりして、子どもたちの興味を引いていきます。



 子どもたちが興味を持ったところで本の紹介が始まります。最初の本は子どもたちのおじいさんとおばあさんの世代の方がまだ小さかった頃、昭和20年代~昭和40年頃の学校や家での生活を紹介する「昭和の子ども生活図鑑」です。今とは違う給食の献立や、古いテレビや洗濯機などの絵を見ながら、子どもたちは興味津々です。


 つづいてお父さんやお母さんが子どもだった頃を紹介する本や、「けん玉」や「カルタ」遊びの絵本を、時には子どもたちに問いかけをしながら、楽しく紹介していきます。
 絵本「としばあちゃんのケン玉作戦」の紹介では、おばあちゃんのケン玉道場に入門したトチオ君が毎日練習に励み、さて最後のけん玉大会はどうなるでしょう……、というところで紹介を終わります。続きはどうなるかを自分で読みたくなるように演出しているようです。
 紹介した本を前の机の上に表紙が見えるように並べたり、内容の一部やキーワードを黒板に貼り出したりして、子どもたちの頭の中にしっかりと印象が残るようにも工夫されています。


後編につづく:後編では子どもたちの読書の様子などをレポートします。2019年3月中ごろに掲載予定。


   


笠間小学校の図書館が新しくなりました。


 笠間小学校は旧校舎が老朽化したため改築され、2018年春から新しい校舎での学校生活が始まっています。新しい図書館は、校舎の中心となる2層吹き抜けの「だんだんホール」と連動して使うようにも考えられており、子どもたちの交流の場にもなっています。


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