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レポート:いなべ市立笠間小学校の「読み聞かせ」


 いなべ市立笠間小学校は2018年春に新しい校舎が完成し、木の温もりを感じさせる明るい環境での学校生活がはじまっています。同市は「いなべ市子ども読書活動推進計画」に基づいて読書活動を推進しており、各小中学校でも読書活動が活発に行なわれています。笠間小学校の新しい図書館は、学校の中心となっている吹き抜け空間「だんだんホール」と連動して活用するように考えられており、子どもと本がふれ合う機会が多くなることが期待されています。
 2019年1月中旬、その図書館で読み聞かせの授業が行われるということで、子どもたちが楽しく本に親しむ様子を見させていただきました。


 エントランスを入ると広くて明るい大空間「だんだんホール」があり、そこから左右に伸びる吹抜け空間の周囲を普通教室や特別教室が囲んでいます。図書館は「だんだんホール」に面した一角にあり、広いガラス窓を通して中がよく見えるようになっています。(写真の右寄り奥が図書館)


木の温もりに包まれての読み聞かせ

 「読み聞かせ」は「だんだんホール」の階段に子どもたちが座って行なうこともあるそうですが、この日は暖かい図書館の中で始まりました。先生が絵本のページを見せながら、内容に合わせて抑揚をつけながらゆっくりと読んで聞かせると、子どもたちは時に笑ったり驚いたりしながら食い入るように見ています。


図書館の中やだんだんホールの好きな場所で読書。

 先生が1冊の本を読んで聞かせた後は、みんなそれぞれに好きな本を手にとって、思いおもいの場所で本を読んでいます。



 図書館から出て「だんだんホール」の階段の上や、階段下の閲覧コーナーで読んでいる子どももいます。図書館で「調べ学習」や「読み聞かせ」といった授業を行なうためには、できるだけ広さがあるのが理想ですが、その分をオープンな空間で補っています。


 


お昼休みには

 読み聞かせの授業が終わって、お昼休みの時間には多くの子どもたちが「だんだんホール」に集まってきます。授業のときとは逆に、ここから自然に図書館の中に引き込まれていき、普段から本と触れ合うようになることも増えていきそうです。



いなべ市立笠間小学校のブックトークレポート前編はこちらをご覧ください。

いなべ市立笠間小学校のブックトークレポート後編はこちらをご覧ください。


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