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こどもたちに開かれたメディアスペース ~伊勢市立みなと小学校~ Part1


 近年の少子化が進む中で、伊勢市ではより望ましい教育環境を整備し、教育の質の向上を図ることを目的として、小中学校の適正規模化・適正配置の取組を進めています。その中で神社小学校と大湊小学校が統合し、新しく「みなと小学校」として令和3年4月に児童299人を迎え入れて開校しました。
 新校舎は鉄筋コンクリート造り3階建てで、津波による被害を想定して1階部分を主に駐車場とした吹き抜け構造となっています。屋外階段を使って直接階上に上がることができ、家庭科室と隣接した「みなとホール」は緊急時には一時避難所としても利用できます。


 緊急避難時には2階・3階へ直接上がることができるよう、校舎北側屋外に大階段を設けています。


 3階の多目的ホール「みなとホール」は、一次避難所としても利用できるよう、外階段からの直接入口が設けてあります。また隣接する家庭科室の調理台などの利用も想定されています。


みなと小学校 2階平面


 2階のメディアスペース(図書館)は昇降口を入った左側、1・2年生の教室と廊下を挟んで向かいにあり、壁面などがないオープンなつくりとなっています。休み時間には教室から出てきた子どもたちの多くがメディアスペースに流れるように入っていき、読書を楽しんだり友達と話したりする姿が見られます。 


伊勢市立みなと小学校
所在地:三重県伊勢市
施主:伊勢市
設計:山下・西井特定設計業務共同企業体



Part2では学校長 藤原成枝先生に読書活動の推進についてお話を伺います。


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