研究所だより

平湯文夫の研究所だより No.73


長崎県立図書館が移転するというので新聞連載を始めました。

 郷土資料だけ切り離して長崎に残し、大村に移転するという決定に、関連資料もいっしょでないと、郷土の研究調査自体ができなくなるということを分かってもらうためのものです。10月24日から、月火水金の週4回、10回の連載です。図書館についての新聞掲載は、連載だけでも、1979年の『西日本新聞』に始まって、『長崎新聞』『毎日新聞』と、1992年まで計78回も書くなど、長崎の図書館のおくれをとりもどそうと懸命でした。しかし、手ごたえは少なく空しくて、私は活動を、長崎から九州、沖縄、全国へと移しました。ところが、ここ20年ばかりで長崎の図書館は、全国のしんがりから中ほどまでに躍進しました。久しぶりに、長崎の図書館にも関心を移してみて、半世紀近くも前から、長崎の図書館のためにがむしゃらにやってきたことが、役立ったのはまちがいないと思えてきました。


この記事は、2003年7月1日から平湯文夫先生が自身のホームページ「図書館づくりと子どもの本の研究所」に掲載した研究所だよりを再編集して転載したものです。


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